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記事一覧用語集地域から探す編集部について保育の働き方診断

📑目次

  1. 01はじめに
  2. 02先に結論:残業は「4種類」に分けて考える
  3. 03統計の「月3時間」と現場の実感
  4. 04残業の4分類
  5. 05図:残業の4分類
  6. 06持ち帰り仕事の実態
  7. 07なぜ残業が減らないのか
  8. 08図:持ち帰りを減らす
  9. 09持ち帰り・残業を減らす7つの工夫
  10. 10残業代の考え方
  11. 11求人票・面接での見極め
  12. 12行事前の残業を減らす
  13. 13図:残業が多い園・少ない園
  14. 14残業が少ない園の特徴
  15. 15転職で確認すること
  16. 16保護者対応の残業
  17. 17人手不足による残業
  18. 18よくある誤解
  19. 19残業の記録と相談
  20. 20業務改善の取り組み例
  21. 21残業と健康
  22. 22面接で使える質問テンプレ
  23. 23残業を減らす働き方
  24. 24転職を決める前に
  25. 25よくある質問
  26. 26参考文献・出典
  27. 27まとめ
保育の働き方診断
保育士の残業・持ち帰り仕事の実態とは?減らす工夫と園の見極め
保育士向け

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ポイント

残業・持ち帰りの要点

厚生労働省の統計では保育士の平均残業は月3時間とされますが、現場の実感とは開きがあります。調査では67%が持ち帰り業務を経験しています。残業は「行事・書類・人手・保護者」の4種類に分けて見ると、対策が見えます。

📑目次▾
  1. 01はじめに
  2. 02先に結論:残業は「4種類」に分けて考える
  3. 03統計の「月3時間」と現場の実感
  4. 04残業の4分類
  5. 05図:残業の4分類
  6. 06持ち帰り仕事の実態
  7. 07なぜ残業が減らないのか
  8. 08図:持ち帰りを減らす
  9. 09持ち帰り・残業を減らす7つの工夫
  10. 10残業代の考え方
  11. 11求人票・面接での見極め
  12. 12行事前の残業を減らす
  13. 13図:残業が多い園・少ない園
  14. 14残業が少ない園の特徴
  15. 15転職で確認すること
  16. 16保護者対応の残業
  17. 17人手不足による残業
  18. 18よくある誤解
  19. 19残業の記録と相談
  20. 20業務改善の取り組み例
  21. 21残業と健康
  22. 22面接で使える質問テンプレ
  23. 23残業を減らす働き方
  24. 24転職を決める前に
  25. 25よくある質問
  26. 26参考文献・出典
  27. 27まとめ

はじめに

「残業は月3時間と聞いたけれど、実際は違う」。保育士として働く人の多くが、統計と現場のギャップを感じています。持ち帰りの制作や日誌が、事実上の残業になっている場合もあります。

残業は、単に時間が長いという問題ではありません。原因が行事なのか、書類なのか、人手不足なのか、保護者対応なのかで、対策が変わります。

この記事では、残業の4分類、持ち帰り仕事の実態、減らす工夫、残業代の考え方、求人票・面接での見極めを整理します。

先に結論:残業は「4種類」に分けて考える

保育士の残業は、次の4種類に分けられます。

  1. 行事の準備(運動会・発表会・制作)
  2. 書類・記録(日誌・指導案・おたより)
  3. 人手不足によるカバー(欠員・早番・遅番)
  4. 保護者対応(クレーム・相談・連絡)

この4つを分けると、自分がどの残業を減らせるのか、どの残業は園の体制の問題なのかが見えます。すべてを「頑張り不足」にせず、原因ごとに対処します。

統計の「月3時間」と現場の実感

厚生労働省の賃金構造基本統計調査などでは、保育士の残業時間は月3時間前後とされています。しかし、この数字には、持ち帰り仕事や、記録に残らない残業が含まれていない場合があります。

統計に入りにくい残業

  • 自宅での制作・日誌・おたより
  • 休憩時間中の事務
  • 行事前の自主的な居残り
  • 持ち帰りの研修・勉強

マイナビの調査では、67%の保育士が持ち帰り業務を経験したと回答しています。統計の数字だけで、自分の園の実態を判断することはできません。

平均値の限界

平均3時間は、残業がほとんどない園と、月20時間以上の園を混ぜた数字です。自分の園がどこに位置するかは、給与明細の時間外手当や、退勤時刻の記録で確認します。

残業の4分類

種類内容減らせるか
行事運動会・発表会・制作・衣装計画と分担で減らせる
書類日誌・指導案・おたより・連絡帳ICT・テンプレートで減らせる
人手不足欠員のカバー、早番・遅番園の採用・配置の問題
保護者対応クレーム・相談・電話体制と共有で減らせる

行事の残業

行事前は、大道具・衣装・プログラムの準備で残業が増えます。年間行事の数、準備の開始時期、分担の有無で負担が変わります。

書類の残業

日誌、指導案、おたより、連絡帳。書類の量と、手書きかICTかで、負担は大きく変わります。持ち帰りが多いのは、この書類が中心です。

人手不足の残業

欠員が出たときのカバー、早番・遅番の延長。園の採用状況と、職員配置の問題です。個人の努力では解決しにくい残業です。

保護者対応の残業

クレーム対応、相談、電話。対応の窓口が一人に集中すると、残業が増えます。主任・園長との分担が必要です。

図:残業の4分類

残業の4分類
行事準備・制作
↓ 業務
書類日誌・指導案
↓ 負担
人手不足欠員・シフト
↓ 対応
保護者対応電話・面談
種類ごとに、減らせるかが変わります。
図:残業の4分類

持ち帰り仕事の実態

保育士の持ち帰り仕事には、次のようなものがあります。

  • 壁面装飾・制作
  • 運動会・発表会の衣装・大道具
  • 日誌・指導案・個別記録
  • おたより・クラスだより
  • 連絡帳の下書き
  • 研修の資料作成・勉強

持ち帰りが「当たり前」になっていないか

園によっては、持ち帰りが習慣化し、残業代も付かないことがあります。持ち帰りは、労働時間として扱われるべき業務です。ただし、実際の扱いは園によって異なります。

持ち帰りの負担

家に帰っても仕事が続くと、休息が取れず、疲れが蓄積します。家族との時間、睡眠、自分の時間が削られます。長期的には、心身の健康に影響します。

持ち帰りが多い人の特徴

完璧を目指しすぎる、断れない、一人で抱え込む、段取りを立てずに始める。こうした傾向があると、持ち帰りが増えやすいです。

なぜ残業が減らないのか

「持ち帰りが当たり前」の習慣

園の文化として、持ち帰りや居残りが習慣になっている場合があります。「みんなやっているから」「新人は仕方ない」という空気が、残業を当然のものにします。

行事の多さと準備の偏り

運動会、発表会、季節の行事。準備の量が多いうえ、担当が一部の職員に集中すると、その職員の残業が増えます。

人手不足

欠員が出ても補充が追いつかず、一人あたりの業務量が増えます。採用が進まない園では、残業が常態化します。

書類の多さ

日誌、指導案、おたより、個別記録。書類の量が多い、手書きが中心、ICTが導入されていない園では、書類の残業が増えます。

「断れない」空気

早番・遅番の延長や、急なシフト変更を断れない雰囲気があると、残業が積み上がります。断るためのルールと、相談できる上司が重要です。

図:持ち帰りを減らす

持ち帰りを減らす
1
見える化
2
テンプレート
3
ICT
4
分担
5
終了時刻
全部を一度に変えず、1つずつ試します。
図:持ち帰りを減らす

持ち帰り・残業を減らす7つの工夫

  1. 業務を書き出し、かかる時間を見積もる
  2. 書類はテンプレート化し、毎回ゼロから作らない
  3. 制作は材料と手順をまとめ、時短できる工程を探す
  4. 園のICT(連絡帳・日誌・シフト)を活用する
  5. 行事の準備は早めに始め、分担を明確にする
  6. 「今日はここまで」と終了時刻を決める
  7. 抱え込まず、主任・園長に業務量を相談する

1. 業務の見える化

1週間の業務を書き出し、かかった時間を記録します。どこに時間がかかっているかが見えると、減らす対象が分かります。

2. テンプレート化

おたより、連絡帳、指導案の雛形を作り、毎回の作業を減らします。園で共有できると、チーム全体の負担が下がります。

3. 制作の時短

壁面装飾や衣装は、作り置きできるもの、簡単にできる素材を選びます。完成度よりも、子どもの体験を優先します。

4. ICTの活用

連絡帳、日誌、シフト管理のICTが導入されている園では、書類の負担が軽くなります。導入状況と、運用のルールを確認します。

5. 早めの準備

行事の準備は、直前ではなく1〜2か月前から始めます。分担を決め、進捗を共有します。

6. 終了時刻を決める

「何時までに終える」と決め、それ以上は翌日に回します。完璧を目指しすぎないことが、継続のコツです。

7. 相談する

業務量が多い場合は、一人で抱えず、主任・園長に相談します。人員配置や業務分担の見直しにつながる場合があります。

残業代の考え方

残業代は、労働基準法に基づき、法定労働時間を超えた分に対して支払われます。1日8時間、週40時間を超える労働が対象です。

割増率

  • 法定時間外:25%以上
  • 深夜(22時〜5時):25%以上を加算
  • 法定休日:35%以上
  • 月60時間超:50%以上

持ち帰り仕事は労働時間か

持ち帰り仕事は、園の指示や業務の性质によって、労働時間とみなされる場合があります。ただし、実際の扱いは園や状況によって異なります。残業代が支払われていない場合は、労働基準監督署や社会保険労務士に相談します。

残業代の計算例

時給1,200円、月20時間の残業の場合、1,200円×1.25×20時間=30,000円が残業代の目安です。実際の時給は、月給を月の所定労働時間で割って計算します。

記録を残す

勤務時間、退勤時刻、持ち帰りの内容を記録します。残業代の未払いを確認するための、基本的な証拠になります。

複数の質問を組み合わせる

残業の有無は、1つの質問だけでは分かりません。「残業はどのくらいですか」に加えて、「行事前の退勤時刻」「持ち帰りの有無」「欠員時の対応」「退勤の記録方法」を組み合わせます。答えの一貫性と、具体的な数字があるかを見ます。

面接で聞いた内容は、内定後の条件確認でもう一度確認します。口頭の説明と、雇用契約書・就業規則の内容が一致しているかを確かめます。

求人票・面接での見極め

求人票で見る項目

  • 残業時間の記載(「月平均○時間」)
  • 固定残業代の有無と時間数
  • 年間休日・有給
  • ICT導入の有無
  • 職員数と配置

面接で聞く質問

  • 残業は月にどのくらいありますか
  • 行事前は、どのくらい残業が増えますか
  • 持ち帰りの仕事はありますか
  • 残業代はどのように支払われますか
  • 退勤時刻は、どのように記録していますか
  • 欠員のときは、どう対応していますか

聞き方の工夫

「残業は多いですか」と聞くと、建前の答えが返りやすいです。「行事前の1週間は、何時ごろ退勤していますか」と具体的に聞くと、実態が分かります。

見学で見るポイント

職員の表情、退勤時刻、掲示物の量、書類の多さを見ます。可能であれば、働いている職員に直接聞きます。

行事前の残業を減らす

保育士の残業が増えるのは、運動会・発表会・作品展などの行事前です。大道具、衣装、プログラム、練習の計画が重なります。

準備を早く始める

行事の1〜2か月前から準備を始めます。直前に詰め込むと、残業が集中します。

分担を決める

大道具、衣装、音楽、進行など、担当を分けます。一人に集中させないことが重要です。

完成度を上げすぎない

子どもの体験を優先し、職員の負担を抑える範囲で準備します。市販の素材や、簡略化できる工程を選びます。

練習の計画

練習の時間を保育の中に組み込み、残業で練習しないようにします。子どもの集中力と、職員の負担のバランスを考えます。

行事後の振り返り

行事が終わったら、準備の進め方と負担を振り返ります。次年度の改善につなげます。

図:残業が多い園・少ない園

残業が多い園・少ない園
多い園
行事が多い
手書き書類
欠員が続く
退勤管理が曖昧
少ない園
準備を分担
ICT化
人員に余裕
退勤を記録
求人票と面接で、具体的に確認します。
図:残業が多い園・少ない園

残業が少ない園の特徴

  • ICT(連絡帳・日誌・シフト)が導入されている
  • 行事の数が適切で、準備が分担されている
  • 職員の人数に余裕がある
  • 定着率が高く、欠員が少ない
  • 退勤時刻の管理が徹底されている
  • 持ち帰りを前提にしていない
  • 主任・園長が業務量を調整している

ICTの導入

連絡帳、日誌、指導案、シフト管理のICTが導入されていると、書類の時間が減ります。導入の有無と、実際に使いこなしているかを確認します。

行事の適正化

行事の数が多すぎない、準備の範囲が決まっている、職員の負担が偏らない。こうした園は、行事前の残業が少ない傾向があります。

定着率

職員の定着率が高い園は、人間関係や働き方が安定している場合が多いです。求人票の「平均勤続年数」や、見学時の職員の様子を確認します。

転職で確認すること

条件面

  • 残業時間と残業代
  • 固定残業代の有無
  • 年間休日・有給
  • 持ち帰りの有無
  • 時短・正社員登用

環境面

  • 職員の人数と年齢構成
  • 定着率・離職率
  • ICTの導入
  • 行事の数と準備の分担
  • 主任・園長の関わり方

転職後のミスマッチを防ぐ

求人票の情報だけでなく、見学と面接で実際の働き方を確認します。可能であれば、元職員や現職員の話を聞きます。

転職のタイミング

残業が多く、心身に影響が出ている場合は、早めに相談・転職を検討します。退職の意思は書面で伝え、引き継ぎを計画的に行います。

保護者対応の残業

保護者対応は、時間を読みにくい業務です。クレーム、相談、電話、送迎時の話し込みで、退勤が遅れることがあります。

対応の窓口を決める

担任だけで対応せず、主任・園長と分担します。対応の範囲と、エスカレーションのルールを決めます。

時間を区切る

電話や面談は、あらかじめ時間を決めて行います。長時間になりそうな場合は、別の日時を設定します。

記録を残す

対応の内容、決定事項、次の約束を記録します。共有することで、二重対応や行き違いを防ぎます。

一人で抱え込まない

難しいクレームは、一人で解決しようとせず、上司や法人に相談します。保育士の精神的負担を軽くする体制が必要です。

人手不足による残業

欠員が出たときのカバーは、個人の努力では限界があります。園の採用・配置の問題として捉えることが大切です。

欠員時の対応

  • 早番・遅番の延長
  • 休日出勤
  • クラスをまとめる
  • パート・派遣の活用
  • 行事の中止・縮小

確認すること

欠員が続いたとき、園がどのように対応するかを確認します。常態化している場合は、配置基準や職員数に問題がある可能性があります。

自分の限界を知る

残業が続くと、疲労が蓄積し、ミスや事故のリスクが高まります。休憩、睡眠、休日を確保し、限界を感じたら相談します。

転職の判断

人手不足が慢性化し、改善の見込みがない場合は、転職を検討します。求人票の職員数と、見学時の職員の様子を確認します。

よくある誤解

「保育士は残業が当たり前」

残業が多い園はありますが、ICT導入や業務改善で残業を減らしている園もあります。当たり前と決めつけず、園の体制を確認します。

「持ち帰りは給与に含まれている」

持ち帰り仕事も、業務として労働時間とみなされる場合があります。残業代が支払われていない場合は、相談先があります。

「残業が多いほど、評価される」

残業の多さは、評価につながるとは限りません。限られた時間で成果を出すこと、チームで分担することが重視されます。

「若手のうちは、残業してでも頑張るべき」

経験を積む時期に残業が続くと、学ぶ時間や休息が奪われます。長く働くためには、働き方の調整が必要です。

「残業が少ない園は、保育の質が低い」

残業の少なさと保育の質は、直接関係しません。ICTや業務改善で、質を保ちながら残業を減らしている園があります。

残業を減らす第一歩は、自分がどの種類の残業に時間を使っているかを知ることです。1週間の記録から始めると、改善の糸口が見えます。

残業の記録と相談

残業の実態を把握するには、記録が欠かせません。記録は、自分を守るだけでなく、園に改善を提案する材料にもなります。

記録する項目

  • 出勤・退勤時刻
  • 休憩時間
  • 残業の内容(行事・書類・保護者対応など)
  • 持ち帰った業務と時間
  • 休日出勤の有無

記録の方法

手帳、スマホのメモ、表計算ソフトなど、続けやすい方法で記録します。1か月分まとめると、傾向が見えます。

相談の仕方

「残業が多い」と感情的に伝えるのではなく、記録をもとに「この業務に月○時間かかっている」と具体的に伝えます。改善の提案も添えます。

相談先

主任・園長、法人の人事、労働組合、労働基準監督署、社会保険労務士。一人で抱え込まず、早めに相談します。

業務改善の取り組み例

残業を減らしている園では、次のような取り組みを行っています。

書類のICT化

連絡帳、日誌、指導案をタブレットやPCで作成し、共有します。手書きの負担を減らし、検索や振り返りも容易になります。

行事の見直し

行事の数を減らす、準備の範囲を決める、保護者と一緒に作る。行事の目的を整理し、職員の負担を抑えます。

シフトの工夫

早番・遅番の偏りをなくす、行事前は人員を厚くする、有給を計画的に取る。シフトの調整で、残業を平準化します。

業務の分担

クラス担任の業務を、フリーの職員や主任が支える。持ち帰りになりがちな制作を、園内の時間で行う。

振り返りの習慣

月に1回、業務の振り返りを行い、改善点を話し合います。小さな改善の積み重ねが、残業の削減につながります。

残業と健康

残業が続くと、睡眠不足、疲労、ストレスが蓄積します。保育は子どもの安全に関わる仕事のため、心身の健康を保つことが重要です。

健康への影響

  • 睡眠不足による集中力の低下
  • 肩こり・腰痛・目の疲れ
  • ストレスによる不眠・食欲不振
  • 休日出勤による疲労の蓄積

セルフケア

睡眠時間を確保する、休日に仕事を持ち帰らない、軽い運動をする、誰かに話す。小さな習慣が、心身の負担を軽くします。

相談先

産業医、保健師、労働相談窓口、カウンセリング。一人で抱え込まず、専門家に相談します。

限界のサイン

朝起きられない、食欲がない、涙が出る、仕事に行くのが怖い。こうしたサインが出たら、休養と相談を優先します。

面接で使える質問テンプレ

残業の実態を聞くときは、具体的な場面を想定した質問が有効です。

行事前の残業

「運動会や発表会の1〜2週間前は、何時ごろ退勤していますか」

持ち帰り

「制作や書類を持ち帰ることはありますか。持ち帰りの業務に、残業代は出ますか」

欠員時

「職員が欠員になったとき、どのようにカバーしていますか」

退勤管理

「退勤時刻は、どのように記録していますか。残業代はどのように計算されますか」

働き方

「有給は取りやすいですか。時短や育休からの復帰の実績はありますか」

質問の注意点

面接の後半で、業務内容の質問に混ぜて聞くと、自然です。求人票に書かれている内容は、確認の意味で聞きます。

残業を減らす働き方

時短勤務

時短勤務は、育児・介護などの理由で、1日の労働時間を短縮する制度です。残業が難しい場合は、時短の求人を選ぶ方法があります。

パート・非常勤

パートは、勤務時間が決まっているため、残業が少ない場合があります。一方で、時給制のため、収入は勤務時間に比例します。

フリー保育士

クラス担任を持たず、欠員のカバーや行事の補助を行う職種です。園によっては、残業が少ない場合があります。

園の規模・類型

小規模園は職員数が少なく、欠員時の負担が大きい場合があります。大規模園は、分担が進みやすい一方、行事の規模が大きい場合があります。

自分に合う働き方

収入、勤務時間、キャリアのバランスを考えて選びます。時短・パートでも、キャリアアップ研修を受けることはできます。

働き方の選択肢を知ることも、残業を減らす第一歩です。自分に合う働き方を選んでください。

転職を決める前に

残業がつらいとき、すぐに転職を決めるのではなく、次の順番で考えます。

1. 相談する

主任・園長、法人の人事、労働組合、労働相談窓口に相談します。業務分担やシフトの見直しで改善する場合があります。

2. 改善の見込みを確認する

相談に対して、園がどのように対応するかを見ます。改善の約束が守られない場合は、転職を検討します。

3. 転職先の条件を比べる

残業時間、給与、休日、通勤、保育の内容を比べます。残業が少なくても、給与が大きく下がる場合は、生活への影響を考えます。

4. タイミングを決める

4月入職を目指すなら、秋〜冬に情報を集めます。在職中に転職活動を進め、退職の3か月前を目安に準備します。

5. 退職の伝え方

退職の意思は、書面で伝えます。引き継ぎを計画し、円満に退職できるようにします。

よくある質問

保育士の残業時間の平均は?

厚生労働省の統計では月3時間前後とされますが、持ち帰りを含めると現場の実感とは差があります。自分の園の実態は、勤務記録と給与明細で確認します。

持ち帰り仕事に残業代は出ますか?

業務として労働時間とみなされる場合は、残業代の対象になります。実際の扱いは園や状況によって異なるため、労働基準監督署や社会保険労務士に相談できます。

残業を減らすにはどうすればいいですか?

業務の見える化、テンプレート化、ICTの活用、行事準備の前倒し、分担の明確化、終了時刻の設定、上司への相談が有効です。

残業が多い園を見極めるには?

求人票の残業時間、固定残業代、職員数、ICT導入、定着率を確認します。面接では、行事前の退勤時刻など具体的に聞きます。

残業代が支払われない場合は?

勤務記録を残し、労働基準監督署や社会保険労務士に相談します。証拠となるタイムカード、給与明細、業務の記録を準備します。

パートでも残業代は出ますか?

所定労働時間を超えた場合は、残業代の対象になります。時給制の場合も、割増率を確認します。

残業がつらいときは、転職すべきですか?

心身に影響が出ている場合は、早めに相談・転職を検討します。まずは上司や産業医、労働相談窓口に相談する方法もあります。

参考文献・出典

  • [1]
    保育士の67%が持ち帰り業務を経験|サービス残業の実態- マイナビ保育士

    持ち帰り業務の調査結果

  • [2]
    保育士の残業実態!月平均3時間は嘘?- 保育士バンク!

    残業の原因と残業代の計算

  • [3]
    労働基準法(時間外労働・割増賃金)- e-Gov法令検索

    残業代・割増率の根拠

  • [4]
    保育政策(保育士確保施策など)- こども家庭庁

    保育士の働き方に関する政策

  • [5]
    保育士の仕事時間・残業や持ち帰り仕事- media ずっと保育士

    残業・持ち帰りの実態

まとめ

保育士の残業は、行事・書類・人手不足・保護者対応の4種類に分けられます。統計の平均3時間と現場の実感には差があり、67%が持ち帰りを経験しています。

残業を減らすには、業務の見える化、テンプレート化、ICTの活用、行事準備の前倒し、分担の明確化、終了時刻の設定、上司への相談が有効です。転職時は、求人票と面接で残業の実態を確認します。

園選びのポイントは保育士の転職活動の進め方、給与との関係は保育士の手当・ボーナスで整理しています。

残業の記録と相談は、自分を守るだけでなく、園の業務改善にもつながります。一人で抱え込まず、早めに動いてください。

記事の情報について

本記事は、保育士の仕事・転職・復職を検討される方に向けた一般的な情報提供です。 個別の労働条件や法解釈、園の運用についての判断は、勤務先・自治体・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。

掲載情報は公開時点の公的資料・業界資料に基づき作成していますが、制度改正等により最新の内容と異なる場合があります。

公開日: 2026年10月25日最終更新: 2026年10月25日

執筆者

保育のハタラクナカマ編集部

編集部

保育士の転職・復職に関する情報を、一次資料と現場経験者の確認をもとに編集しています。

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