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記事一覧用語集地域から探す編集部について保育の働き方診断

📑目次

  1. 01はじめに
  2. 02先に結論:認可外は「制度の外」、園の運営方針がすべて
  3. 03認可・認可外・認証の違い
  4. 04図:認可・認可外・認証
  5. 05認証保育所とは
  6. 06認可外保育園の種類
  7. 07図:認可外の種類
  8. 08給与・雇用の違い
  9. 09認可外で働くメリット
  10. 10認可外で働くデメリット・注意点
  11. 11求人票の見分け方
  12. 12働く前のチェックリスト
  13. 13図:働く前の確認
  14. 14認可外から認可への転職
  15. 15認証保育所の求人・働き方
  16. 16認可外でのキャリア・研修
  17. 17よくある誤解
  18. 18認可外で働くときに大切にしたいこと
  19. 19地域による違い
  20. 20認可外の安全管理
  21. 21認可外の保護者対応
  22. 22認可外の1日(例)
  23. 23認可外に向いている人
  24. 24よくある質問
  25. 25参考文献・出典
  26. 26まとめ
保育の働き方診断
認可外保育園・認証保育所で働く保育士とは?認可との違いと注意点
保育士向け

認可外保育園・認証保育所で働く保育士とは?認可との違いと注意点

認可外保育園・認証保育所で働く保育士向けに、認可との制度差、給与・雇用、求人票の見分け方、働く前のチェックリストを整理します。

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ポイント

認可外・認証で働く要点

認可外保育園は国の設置基準の外にあり、給与・雇用・保育内容は園の運営方針で決まります。認証保育所は東京都独自の制度です。認可と比べて自由度が高い一方、安全・雇用・待遇の確認が欠かせません。

📑目次▾
  1. 01はじめに
  2. 02先に結論:認可外は「制度の外」、園の運営方針がすべて
  3. 03認可・認可外・認証の違い
  4. 04図:認可・認可外・認証
  5. 05認証保育所とは
  6. 06認可外保育園の種類
  7. 07図:認可外の種類
  8. 08給与・雇用の違い
  9. 09認可外で働くメリット
  10. 10認可外で働くデメリット・注意点
  11. 11求人票の見分け方
  12. 12働く前のチェックリスト
  13. 13図:働く前の確認
  14. 14認可外から認可への転職
  15. 15認証保育所の求人・働き方
  16. 16認可外でのキャリア・研修
  17. 17よくある誤解
  18. 18認可外で働くときに大切にしたいこと
  19. 19地域による違い
  20. 20認可外の安全管理
  21. 21認可外の保護者対応
  22. 22認可外の1日(例)
  23. 23認可外に向いている人
  24. 24よくある質問
  25. 25参考文献・出典
  26. 26まとめ

はじめに

「認可外の保育園で働くのは不安」「認証保育所って認可と何が違うの」。求人票を見ていると、認可・認可外・認証の違いが分かりにくいと感じることがあります。

認可外は、国の基準を満たしていない施設というだけでなく、インターナショナル教育、24時間保育、一時預かりなど、独自の特徴を持つ園も多くあります。給与や雇用も、園によって大きく変わります。

この記事では、認可・認可外・認証の違い、給与・雇用の実態、求人票の見分け方、働く前のチェックリストを整理します。

先に結論:認可外は「制度の外」、園の運営方針がすべて

認可保育園は、児童福祉法に基づく設置基準を満たし、都道府県知事の認可を受けた施設です。保育料は自治体が決め、運営費の多くは公費で賄われます。

認可外保育園は、認可を受けていない施設です。設置基準や保育士の配置義務がなく、保育料や保育内容を園が決められます。給与・雇用・研修も、園の運営方針によります。

認証保育所は、東京都が独自に認証する制度です。認可と認可外の中間に位置し、駅前立地や長時間保育などの特徴があります。

認可・認可外・認証の違い

項目認可保育園認可外保育園認証保育所
根拠児童福祉法の設置基準基準なし(届出)東京都の認証基準
対象年齢0〜5歳園による0〜5歳(園による)
保育料自治体が決定園が設定上限8万円(東京都)
保育士配置基準あり義務なし基準あり
運営費公費が中心保育料が中心公費+保育料
入所自治体が調整園が選考園が選考

認可外でも「保育士」として働ける

認可外には保育士の配置義務がありませんが、保育士資格を持つ人が働く場は多くあります。求人票では「保育士」「保育スタッフ」「保育補助」などの表記を確認します。

図:認可・認可外・認証

認可・認可外・認証
認可
設置基準
自治体が入所
公費中心
配置基準あり
認可外・認証
園が選考
保育料中心
配置義務なし
園独自の方針
認証は東京都独自。認可外より基準が整っています。
図:認可・認可外・認証

認証保育所とは

認証保育所は、東京都が2001年(平成13年)に始めた独自の制度です。認可保育所の基準を満たしにくい都市部で、待機児童の受け皿として設けられました。

特徴

  • 駅前など、通いやすい立地の園が多い
  • 開所時間が長く、早朝・夜間の保育に対応する園がある
  • 保育料の上限が8万円とされている
  • 認可より基準が緩和され、事業者の参入が多い

働く側から見た認証保育所

認証保育所は、東京都の監督のもとで運営され、認可外より安定した待遇の園が多いです。一方で、開所時間が長い分、シフトの幅が広く、長時間労働になる場合があります。

東京都以外では

認証保育所は東京都独自の制度です。他の自治体では、独自の認証・補助制度がある場合と、認可外として扱われる場合があります。

認可外保育園の種類

インターナショナル・プリスクール

英語やグローバル教育を特徴とする園です。保育料が高めで、給与も園の運営方針によります。英語力や異文化理解を活かしたい保育士に向いています。

24時間・夜間保育

夜勤や交替制の家庭を支える園です。夜間手当がある一方、生活リズムの調整が必要です。

一時預かり・病後児保育

一時預かりや、病気の回復期の子どもを預かる施設です。短時間の利用が中心で、保育士の働き方も多様です。

企業内託児所・事業所内保育

企業が従業員のために運営する保育施設です。企業の福利厚生として運営され、給与体系は企業によります。

ベビーホテル・認可外小規模施設

宿泊を伴う預かりや、少人数の保育を行う施設です。安全基準や雇用条件の確認が特に重要です。

図:認可外の種類

認可外の種類
インターナショナル英語・グローバル教育
↓ 多様
24時間・夜間交替制の家庭を支える
↓ 目的別
一時預かり・企業内短時間・福利厚生
園ごとに特色と雇用条件が異なります。
図:認可外の種類

給与・雇用の違い

認可外は園の運営方針で決まる

認可外は公定価格の対象外で、園の収入は保育料が中心です。給与は、園の経営状況と運営方針によって決まります。認可より低い園もあれば、独自の教育プログラムで高めの給与を出す園もあります。

認証保育所の場合

認証保育所は、東京都の認証基準と補助を受けます。認可外より安定した待遇の園が多い一方、園による差はあります。

雇用形態

正社員、契約社員、パート、派遣など、雇用形態は園によって異なります。社会保険の加入、有給、賞与の有無を確認します。

給与の確認事項

  • 基本給と手当の内訳
  • 賞与の実績
  • 社会保険の加入
  • 有給・休日の取りやすさ
  • 残業代の扱い
  • 研修・資格取得支援

給与のレンジをどう見るか

認可外の給与は、園の規模、立地、保育料、運営法人によって大きく変わります。認可園と比べて低い園がある一方、インターナショナル園や企業内託児所では、高い給与を提示する園もあります。求人票の月給だけでなく、基本給、手当、賞与、社会保険、有給を合わせて確認します。

特に、認可外はパート・契約社員の求人が多いため、正社員との待遇差を確認します。時給制の場合は、週の勤務時間、社会保険の加入要件、有給の有無を確認します。

認可外で働くメリット

保育の自由度が高い

認可外は、園独自のカリキュラムを組みやすいです。英語、リトミック、自然教育、制作など、特色ある保育を実践できます。自分の得意分野を活かしたい保育士に向いています。

少人数・家庭的な環境

小規模な認可外では、子どもとの距離が近く、一人ひとりに丁寧に関われます。異年齢保育や、家庭的な雰囲気を大切にする園もあります。

立地・働き方の選択肢

駅前、商業施設内、企業内など、通いやすい立地の園があります。24時間保育、一時預かりなど、働き方の選択肢も広がります。

裁量が大きい

職員数が少ない分、若手でも企画や行事の担当を任されることがあります。経験を早く積みたい人に向いています。

認可へのステップ

認可外で経験を積み、認可園への転職を目指すルートもあります。保育士としての基礎を学びながら、次のキャリアを考えることができます。

認可外で働くデメリット・注意点

給与・雇用が安定しない場合がある

認可外は公費の対象外で、園の経営状況が給与に影響します。社会保険の加入、有給、賞与の有無を確認します。

保育士の配置が薄い場合がある

認可外には保育士の配置義務がありません。子ども一人あたりの職員数、資格保有者の割合を確認します。

安全・衛生の管理体制

認可外は、施設の面積・設備・衛生管理の基準が認可より緩い場合があります。見学で、危険箇所、避難経路、アレルギー対応を確認します。

研修・キャリアの機会

研修や資格取得支援が、認可より少ない場合があります。キャリアアップ研修の受講機会、外部研修の補助を確認します。

保護者対応の負担

少人数の園では、保護者対応が一人に集中することがあります。園の体制と、相談できる上司がいるかを確認します。

退職・転職のしやすさ

園の規模が小さいと、人間関係のトラブルが起きたときに逃げ場が少ないです。職員の定着率、退職者の状況を確認します。

求人票の見分け方

「認可外」の表記

求人票に「認可外」「認証」「企業主導型」「プリスクール」「インターナショナル」などと書かれている場合は、認可外の可能性があります。施設形態の欄を確認します。

確認する項目

  • 施設形態(認可・認可外・認証・企業主導型)
  • 定員と職員数
  • 保育士の人数と資格保有率
  • 開所時間とシフト
  • 給与・手当・賞与
  • 社会保険・有給
  • 研修・資格取得支援

「保育士」の表記に注意

認可外では、無資格の保育スタッフを「保育士」と呼んでいる場合があります。応募資格と、実際の業務内容を確認します。

見学で確認すること

子どもの様子、職員の関わり方、施設の安全、保護者とのやり取りを見ます。可能であれば、実際に働いている職員に話を聞きます。

働く前のチェックリスト

認可外で働く前に、次の項目を確認します。

雇用・待遇

  • 雇用契約書の有無と内容
  • 社会保険・雇用保険の加入
  • 給与の支払い方法と支払日
  • 有給・休日・残業代
  • 試用期間の条件

保育の安全

  • 施設の安全点検、避難経路
  • アレルギー・感染症対応
  • 事故・ヒヤリハットの報告体制
  • 職員の配置と資格保有率

キャリア

  • 研修の機会
  • キャリアアップ研修の受講支援
  • 正社員登用の有無
  • 認可園への転職実績

職場環境

  • 職員の平均勤続年数
  • 休憩の取りやすさ
  • 相談できる上司の有無
  • 保護者対応の体制

見学時の質問例

  • 保育士の人数と、資格保有者の割合を教えてください
  • 子ども一人あたりの職員数はどのくらいですか
  • 事故やヒヤリハットの報告は、どのように共有していますか
  • アレルギー対応の手順を教えてください
  • 残業や持ち帰りの仕事はどのくらいありますか
  • 研修や資格取得の支援はありますか
  • 正社員登用の実績はありますか

見学では、質問の答えだけでなく、職員が子どもにどう声をかけているか、子どもが安心して過ごしているかを見ます。気になる点は、その場でメモし、比較できるようにします。

図:働く前の確認

働く前の確認
1
雇用契約
2
社会保険
3
保育士配置
4
安全体制
5
研修
見学で子どもの様子と職員の関わりを確認します。
図:働く前の確認

認可外から認可への転職

経験は活かせる

認可外で積んだ経験は、認可園への転職でも評価されます。特に、少人数の園で一人ひとりに関わった経験、独自のプログラムの経験、保護者対応の経験は強みになります。

転職の準備

  • 担当クラス・人数・役割を具体的に書く
  • 行事・制作・保護者対応の経験を整理する
  • 保育士資格・研修の修了を確認する
  • 認可園の求人票と選考の流れを確認する

面接で聞かれること

認可外から認可への転職では、「なぜ認可園に移りたいのか」「認可の基準や保育所保育指針を理解しているか」を聞かれることがあります。認可の制度を学び、自分の保育観と合わせて伝えます。

転職のタイミング

認可園の求人は、4月入職に向けて秋〜冬に増えます。在職中に情報を集め、退職の3か月前を目安に準備します。

認証保育所の求人・働き方

求人の特徴

認証保育所は東京都内に集中しています。駅前立地が多く、通勤しやすい求人が多いです。開所時間が長いため、早番・遅番のシフトがあります。

働き方

  • 早朝(7時台)から夜間(20時台)までのシフト
  • 土曜保育、日曜・祝日の保育を行う園もある
  • 0〜2歳の乳児保育が中心の園もある
  • 一時預かり、延長保育に対応する園がある

待遇

認証保育所は、東京都の認証基準と補助を受けます。認可外より安定した待遇の園が多いですが、園による差はあります。給与、賞与、社会保険、研修の有無を確認します。

注意点

開所時間が長い分、シフトの幅が広く、生活リズムが不規則になる場合があります。勤務時間と休日の取りやすさを、事前に確認します。

認可外でのキャリア・研修

研修の機会

認可外でも、園独自の研修や、外部研修への参加支援を行う園があります。キャリアアップ研修の受講は、認可外でも役職や転職に役立ちます。

資格の追加

幼稚園教諭免許、社会福祉士、保育士試験の科目合格など、資格を追加することで、キャリアの選択肢が広がります。園の資格取得支援を確認します。

役職

小規模な認可外では、主任・園長などの役職に早く就く場合があります。責任は重いですが、運営の経験を早く積めます。

転職の準備

認可外での経験を、職務経歴書に具体的に書きます。担当クラス、人数、行事、保護者対応、独自のプログラムなどを、数字と役割で整理します。

キャリアプランの例

  • 認可外で3年働き、保育士試験の科目合格を活かして認可園へ転職
  • インターナショナル園で英語保育を経験し、幼児教育の専門性を深める
  • 小規模園で主任を経験し、認可園の副主任へステップアップ
  • 企業内託児所で働きながら、幼稚園教諭免許を追加取得

認可外での経験は、転職の際に「現場で何をしてきたか」を具体的に伝えることで評価されます。担当クラス、人数、行事、保護者対応、独自のプログラムを、職務経歴書に整理しておきます。

よくある誤解

「認可外は、保育の質が低い」

認可外には、独自の教育プログラムや少人数保育など、質の高い保育を行う園もあります。一方で、基準が緩い分、園による差が大きいです。見学と確認が必要です。

「認可外では、保育士資格は不要」

認可外には保育士の配置義務がありませんが、保育士資格を持つ人は歓迎されます。求人票の応募資格を確認します。

「認可外は、給与が必ず低い」

園の運営方針によります。独自の教育プログラムで高めの給与を出す園もあります。基本給、賞与、手当を確認します。

「認証保育所は、全国にある」

認証保育所は東京都独自の制度です。他の自治体では、独自の認証制度がある場合と、認可外として扱われる場合があります。

「認可外から認可への転職は難しい」

経験は評価されます。認可の制度を学び、自分の経験を具体的に伝えることで、転職は可能です。

「認可外はすべて同じ」

認可外は、インターナショナル園、24時間保育、一時預かり、企業内託児所など、種類が異なります。同じ認可外でも、保育内容も雇用条件も大きく違います。施設形態と園の方針を確認してください。

認可外で働くときに大切にしたいこと

子どもの安全を最優先にする

認可外は、施設や人員の基準が認可より緩い場合があります。子どもの安全に関わる場面では、遠慮せずに園に確認し、改善を提案します。

雇用条件を書面で確認する

口頭の説明だけでなく、雇用契約書、就業規則、賃金規程を確認します。社会保険、有給、残業代、試用期間の条件を理解します。

一人で抱え込まない

小規模な園では、相談できる相手が少ないことがあります。園外の研修、同業の知人、労働相談窓口を活用します。

キャリアの見通しを持つ

認可外で働きながら、認可園への転職、資格の追加、役職への挑戦など、次のキャリアを考えます。定期的に、自分の経験と希望を振り返ります。

職員同士の関係

認可外は職員数が少ないため、人間関係の距離が近いです。互いに助け合える一方、意見の違いが起きたときに調整が難しい場合があります。面接や見学で、職員同士の会話、主任や園長の関わり方、休憩中の雰囲気を観察します。

また、小規模園では、一人の退職が業務に大きく影響します。職員の定着率や、過去1年の退職者数を確認できると、働き続けられるかの判断材料になります。

地域による違い

都市部

都市部は、認可外・認証・企業主導型など、施設の種類が豊富です。駅前の園、24時間保育、インターナショナル園など、選択肢が広がります。一方で、保育料や家賃が高い傾向があります。

地方

地方は、認可外の数が少なく、認可園が中心の場合があります。小規模な認可外や、企業内託児所がある地域もあります。求人の選択肢は、都市部より限られます。

自治体の支援

自治体によっては、認可外保育施設への補助や、保育士向けの家賃補助があります。地域の支援制度を確認します。

転職の範囲

認可外から認可へ転職する場合、地域を広げると選択肢が増えます。通勤時間と生活のバランスを考えます。

保育料と経営の関係

認可外の保育料は園が設定します。保育料が高い園は、その分を職員の給与や研修に回しやすい一方、保護者の負担が大きくなります。逆に保育料を抑えている園は、人件費も抑えられている場合があります。見学では、保育料と給与・研修のバランスも意識します。

認可外の安全管理

認可外は、施設・設備の基準が認可より緩い場合があります。子どもの安全を守るために、働く側が確認すべき点を整理します。

施設の安全

  • 危険な場所(階段、窓、調理室)の対策
  • 避難経路と消火器の位置
  • 園庭・遊具の点検
  • 衛生管理(消毒、手洗い、換気)

事故防止の体制

ヒヤリハットの記録、事故発生時の連絡体制、職員間の共有方法を確認します。事故が起きたときに、一人で抱え込まない体制があるかが重要です。

アレルギー・感染症

アレルギー児の把握、除去食の確認、感染症の登録・報告の手順を確認します。認可外でも、子どもの命に関わる対応は同じです。

安全を提案する

危険に気づいたら、遠慮せずに園に伝えます。改善されない場合は、自治体の指導監督窓口に相談する方法もあります。

認可外の保護者対応

認可外は、園の方針や保育料の設定が独自であるため、保護者の期待も多様です。保護者対応では、次の点を意識します。

丁寧な説明

園の方針、保育内容、料金、行事について、保護者に分かりやすく説明します。認可外は情報が少ないため、説明の丁寧さが信頼につながります。

要望と保育の線引き

保護者からの要望が、保育の質や職員の負担に影響する場合があります。園としての対応を統一し、個人で抱え込まないようにします。

苦情への対応

苦情は、事実を確認し、主任・園長に共有します。認可外は小規模な園が多く、園長が対応の窓口になる場合があります。

記録を残す

連絡帳、面談の記録、伝達事項を残します。認可外でも、記録は保育の質と安全を支える基本です。

認可外の1日(例)

時刻業務
7:00開園、登園対応、視診、持ち物の確認
9:00朝の会、設定活動(英語・リトミックなど)
11:00給食、片付け、歯磨き
12:30午睡、見守り、清掃、制作
15:00おやつ、降園準備、保護者への伝達
18:00延長保育、片付け、申し送り、閉園

認可外は、開所時間が長い園が多く、早番・遅番のシフトがあります。独自のプログラムがある園では、準備と振り返りの時間も必要です。

認可園との違い

認可園は、自治体の基準に沿った保育が中心です。認可外は、園独自のカリキュラムや服務規程に沿って動きます。どちらも、子どもの安全と育ちを支える仕事です。

認可外に向いている人

  • 独自の保育プログラムに関わりたい
  • 少人数の子どもと深く関わりたい
  • 裁量を持って企画を進めたい
  • 駅前・夜間など、働く場所や時間の選択肢を広げたい
  • 認可外の経験をステップに、認可園を目指したい

向いていないと感じる場合

安定した給与・雇用、充実した研修、職員数の多さを重視する場合は、認可園の方が合う可能性があります。自分の優先順位を整理してから選びます。

見学で確かめる

園の雰囲気、職員の関わり、子どもの様子、施設の安全を見ます。可能であれば、働いている職員に、やりがいと大変さを聞きます。

認可外で働くかどうかは、園の規模や方針だけでなく、自分のキャリアの優先順位で決めると納得しやすいです。

園選びは、情報を集めてから決めましょう。見学で確かめた内容を、家族と共有することも大切です。

よくある質問

認可外保育園と認証保育所の違いは?

認可外は国の認可を受けていない施設、認証保育所は東京都が独自に認証する施設です。認証保育所は、認可外より基準と補助が整っています。

認可外でも保育士として働けますか?

働けます。認可外には保育士の配置義務がありませんが、保育士資格を持つ人は歓迎されます。求人票の応募資格を確認します。

認可外の給与は安いですか?

園によります。認可より低い園もあれば、独自のプログラムで高めの給与を出す園もあります。基本給・賞与・手当を確認します。

認可外から認可へ転職できますか?

できます。認可外での経験は評価されます。認可の制度を学び、経験を具体的に伝えることが大切です。

認証保育所は東京都以外にありますか?

認証保育所は東京都独自の制度です。他の自治体では、独自の認証制度がある場合と、認可外として扱われる場合があります。

認可外で働く前に確認することは?

雇用契約、社会保険、給与、保育士の配置、安全体制、研修の有無を確認します。見学で、子どもの様子と職員の関わりを見ます。

認可外の求人票で注意する点は?

施設形態、定員、職員数、保育士の人数、応募資格を確認します。「保育士」と書かれていても、無資格のスタッフを指す場合があります。

参考文献・出典

  • [1]
    保育士として働くならどっちがいい?認可保育園と認可外保育園- media ずっと保育士

    認可・認可外・認証の違いと待遇

  • [2]
    認証保育所のご案内- 世田谷区

    東京都認証保育所の制度概要

  • [3]
    保育政策(保育所保育指針・保育士確保施策など)- こども家庭庁

    認可外保育施設を含む保育政策

  • [4]
    保育に関すること- 東京都福祉局

    東京都の保育制度・認証保育所

  • [5]
    認可外保育施設の指導監督について- こども家庭庁

    認可外保育施設の指導監督基準

まとめ

認可外保育園は国の設置基準の外にあり、給与・雇用・保育内容は園の運営方針で決まります。認証保育所は東京都独自の制度で、認可と認可外の中間に位置します。

認可外で働く場合は、雇用契約、社会保険、保育士の配置、安全体制、研修の有無を確認します。見学で子どもの様子と職員の関わりを見て、自分に合う園を選びます。

認可園との違いは保育士の仕事内容、転職の進め方は保育士の転職活動の進め方で整理しています。

記事の情報について

本記事は、保育士の仕事・転職・復職を検討される方に向けた一般的な情報提供です。 個別の労働条件や法解釈、園の運用についての判断は、勤務先・自治体・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。

掲載情報は公開時点の公的資料・業界資料に基づき作成していますが、制度改正等により最新の内容と異なる場合があります。

公開日: 2026年10月25日最終更新: 2026年10月25日

執筆者

保育のハタラクナカマ編集部

編集部

保育士の転職・復職に関する情報を、一次資料と現場経験者の確認をもとに編集しています。

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