
保育士の1日の流れとは?早番・中番・遅番のスケジュール例
認可保育所の保育士の1日の流れを、早番・中番・遅番・時短勤務のスケジュール例と、0歳児・3歳児クラスの違い、休憩・残業の実態まで整理します。
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保育士の1日の流れの要点
保育士の1日は「朝昼夜の流れ」ではなく、早番→中番→遅番の引き継ぎで決まります。この記事では、認可保育所の時間割をシフト別に示したうえで、引き継ぎで渡す情報、0〜5歳児の年齢別マトリクス、前日準備、行事前の繁忙期までを一枚に整理します。
目次
はじめに
「保育士の1日」を調べると、多くの記事が3歳児クラスの朝・昼・夕の流れを紹介しています。もちろんそれは間違いではありません。しかし実際の現場では、同じ日でも早番・中番・遅番で担当する時間帯が異なり、申し送りの質が翌日の保育を左右します。
この記事は、競合記事が分断して書いている「シフト例」「年齢別の保育」「行事準備」を、引き継ぎという一本の線でつなぎ直したものです。転職・復職を考える方が「自分は何時に何をして、何を次の人に渡すのか」を具体的にイメージできることを狙っています。
前提として、認可保育所の一般的な例を扱います。開所時間・シフトの呼び方・行事の量は園によって異なるため、実際の条件は見学と求人票で確認してください。
先に結論:1日は3つの引き継ぎで決まる
保育士の1日を分けると、次の3つの引き継ぎがあります。
- 朝の引き継ぎ:前日の申し送りと、保護者からの伝達事項を受け取る
- 昼の引き継ぎ:午睡中の事務と、午後の活動・降園対応への準備
- 夕方の引き継ぎ:担任から遅番へ、その日の様子と保護者対応を渡す
この3つが機能している園は、子どもの事故や保護者との行き違いが少なく、職員の残業も抑えられます。逆に、引き継ぎが口頭だけで属人化している園は、同じトラブルが繰り返されます。1日の流れを見るときは、業務の並びだけでなく、どこで何を渡すかに注目すると、園の実力が見えます。
基本の時間割:開所から閉園まで
認可保育所の多くは、7時台から19時台までの11時間開所を基本に、延長保育を組み合わせています。フルタイムの保育士は拘束9時間・実働8時間、休憩60分が一般的です。労働基準法では、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は60分以上の休憩が定められています。
| 時間帯 | 保育の内容 | 主な担当 |
|---|---|---|
| 7:00〜8:30 | 開園、早朝預かり、順次登園 | 早番 |
| 8:30〜9:30 | 朝の会、出席確認、視診の引き継ぎ | 早番・中番 |
| 9:30〜11:30 | 設定保育、散歩、園庭遊び | 中番が中心 |
| 11:30〜13:00 | 給食、歯磨き、排泄 | 全員 |
| 13:00〜15:00 | 午睡、事務、休憩 | 交代制 |
| 15:00〜16:00 | おやつ、順次降園 | 中番・遅番 |
| 16:00〜19:00 | 延長保育、閉園 | 遅番 |
ここに、早番・中番・遅番の勤務時間が重なります。次章から、シフト別に「何時に何をしているか」を具体的に見ていきます。
早番(7:00〜16:00)の1日
早番は、園を開けるところから始まります。子どもの人数が少ない時間帯は、一人で複数の子どもを見るため、安全確認と保護者対応を同時に進める必要があります。
| 時刻 | 業務 | 引き継ぎ・注意点 |
|---|---|---|
| 7:00 | 開園、解錠、換気、玩具点検、連絡帳の準備 | 前日の申し送りを最初に確認する |
| 7:15 | 早朝預かりの受け入れ、視診、持ち物確認 | 発熱・けが・機嫌の変化を記録 |
| 8:30 | 順次登園、出席確認 | 保護者からの伝達をクラス担任へ渡す |
| 9:00 | 朝の会、設定保育の補助 | 中番へ子どもの様子を申し送る |
| 11:30 | 給食の準備と援助 | アレルギー除去食の確認 |
| 12:30 | 午睡の見守り、連絡帳の記入 | 呼吸確認の時刻を決めて動く |
| 15:00 | おやつ、順次降園 | 降園予定の変更を遅番へ共有 |
| 16:00 | 退勤、遅番へ申し送り | 口頭だけでなく記録にも残す |
早番の負担は、出勤時間の早さです。7時開園の園では6時台の出勤になります。通勤時間が長い場合は、早番の回数と始業時刻を面接で確認しておくと安心です。また、早番は「子どもの人数が少ない時間に、一人で判断する」場面が多いため、緊急時の連絡先と判断基準を入職前に確認しておきたいところです。
中番(8:00〜17:00)の1日
中番は、子どもの人数が揃う時間帯を担当する、3交代制の中心です。設定保育の主導、給食、午睡、降園前の遊びまで、一日の保育の流れを最も長く担当します。
| 時刻 | 業務 | 引き継ぎ・注意点 |
|---|---|---|
| 8:00 | 出勤、順次登園、自由遊びの見守り | 早番から視診と伝達事項を受け取る |
| 9:30 | 朝の会、クラスの主活動(制作・運動・散歩) | 活動の準備物と安全確認 |
| 11:00 | 給食準備、手洗い指導、配膳、食事の援助 | アレルギー・食べむらの記録 |
| 12:30 | 午睡、寝かしつけ、交代で休憩 | 午睡中に午後の準備と記録 |
| 15:00 | 起床対応、おやつ、清掃 | 降園時の伝達事項をまとめる |
| 16:00 | 自由遊び、保護者への引き渡し | 担任として一日の様子を伝える |
| 17:00 | 退勤、遅番へ申し送り | 迎えの変更・体調変化を必ず渡す |
中番は、クラスの担任としての仕事が最も集中する時間帯です。指導計画の内容を実践し、子どもの反応を見て次の活動を調整する、保育の中心的な役割を担います。一方で、午睡中の事務時間が確保できないと、退勤後に記録が残ります。中番の負担は「時間の長さ」よりも「並行処理の多さ」にあります。
遅番(10:00〜19:00)の1日
遅番は、通常の保育時間の終わりから延長保育、閉園までを担当します。夕方は、子どもの疲れ、空腹、眠気が重なり、トラブルが起きやすい時間帯です。落ち着いて過ごせる環境づくりと、保護者への丁寧な引き継ぎが求められます。
| 時刻 | 業務 | 引き継ぎ・注意点 |
|---|---|---|
| 10:00 | 出勤、主活動のサポート、自由遊びの見守り | 午前中の様子を中番から受け取る |
| 11:30 | 給食、午睡の見守り | 昼の時点の体調変化を共有 |
| 13:30 | 休憩、事務作業、子どもの情報共有 | 夕方の迎え予定を確認 |
| 15:00 | おやつ、室内・園庭での遊び | 降園ラッシュに備えて動線を整える |
| 17:00 | 延長保育、担任からの伝達事項の確認 | 担任以外の子どもの情報も引き継ぐ |
| 18:00 | 残っている子どもの遊びを見守る | 疲れ・眠気への配慮 |
| 19:00 | 閉園、片付け、施錠確認、退勤 | 翌日の早番へ申し送り |
遅番の負担は、閉園までの時間の長さと、保護者対応の比重の高さです。担任ではない子どもの保護者に対応するため、一日の様子を短時間で正確に伝える力が必要になります。夕方に初めて会う保護者に「今日はこんなことがありました」と伝えるには、昼のうちに情報を集めておくことが欠かせません。
図:早番・中番・遅番の時間帯
引き継ぎで渡す情報:申し送りシートの項目
シフト制の園では、勤務時間が重ならない職員同士が、記録と口頭の両方で情報を渡します。ここが弱いと、同じ子どもへの対応が日によって変わり、保護者との信頼も損なわれます。現場で実際に使われている申し送りの項目を、クラス全体と個人に分けて整理します。
クラス全体の申し送り
- 出席人数、欠席・遅刻・早退の予定、迎えに来る人の変更
- アレルギー、服薬、既往歴、当日の体調変化(発熱・嘔吐・下痢・けが)
- 保護者からの伝達事項と、こちらから伝えるべきこと
- 友だち同士のトラブル、けがの原因、対応した内容
- 行事・制作・散歩の準備状況、不足している備品
- 明日の持ち物、服装、集金、提出物の締め切り
個人ごとの申し送り
- 機嫌、食欲、睡眠、排泄の記録(いつもと違う点を優先)
- できるようになったこと、苦手なこと、援助の加減
- 家庭での様子と、保護者が気にしていること
- 友だち関係で配慮が必要な組み合わせ
口頭と記録の使い分け
すべてを口頭で伝えると、忙しい時間帯に抜け落ちます。反対に、すべてを記録に残すと、読む時間が足りません。現場では、事故・アレルギー・迎えの変更・保護者からの苦情は必ず記録に残し、日常の様子や明日の準備は口頭と短いメモで補う、という使い分けが現実的です。
引き継ぎの質は、園の業務設計に依存します。申し送りノートがテンプレート化されているか、引き継ぎ専用の時間が確保されているか、口頭だけで済ませていないか。見学のときに職員室の様子やノートの運用を確認できると、入職後のギャップを減らせます。
図:早番→中番→遅番の引き継ぎ
年齢別マトリクス:0歳児と4歳児では1日が別物
「保育士の1日」と一口に言っても、0歳児クラスと4〜5歳児クラスでは、時間の使い方が大きく変わります。競合記事の多くは3歳児クラスの例だけを紹介していますが、実際には年齢ごとに業務の重心が異なります。
| 時間帯 | 0〜1歳児 | 2歳児 | 3歳児 | 4〜5歳児 |
|---|---|---|---|---|
| 午前 | 午前寝、授乳・離乳食、排泄、個別遊び | 自我の主張への対応、並行遊び、外気浴 | 朝の会、集団活動、制作 | 当番活動、集団活動、文字・数 |
| 給食 | 月齢別の離乳食、介助が中心 | 自分で食べる練習、偏食への声かけ | 配膳の手伝い、マナー | 配膳・片付け、食育 |
| 午睡 | 個別のリズムで午前・午後の睡眠 | 午睡1回、入眠の援助 | 午睡あり(園による) | 午睡なし、午後の活動 |
| 午後 | 午後寝、個別遊び、順次降園 | 室内遊び、順次降園 | おやつ、遊び、降園 | 活動の続き、降園準備 |
| 配置基準 | 0歳3人に1人 | 1〜2歳6人に1人 | 20人に1人 | 30人に1人 |
0〜1歳児:個別リズムの調整
0歳児は、一人ひとりの生活リズムに合わせた個別保育が中心です。午前寝と午後寝があり、離乳食の段階によって回数と内容が変わります。保育士は、授乳、離乳食、排泄、睡眠を子どもごとに組み立て、保護者と共有します。配置基準は3人に1人と手厚い一方、常に誰かが抱っこや見守りを必要とするため、休憩の取り方に工夫が要ります。
2歳児:自我の主張と集団の入口
2歳児は、自分でやりたい気持ちと、うまくできないもどかしさが交錯します。着替え、食事、排泄の自立が進む一方、友だちとの衝突も増えます。保育士は、待つ、見守る、必要なら手を貸すという加減を、一人ひとりに合わせて変えます。
3歳児:集団活動の始まり
3歳児は、集団での活動が中心になります。朝の会、設定保育、給食、午睡、午後の遊びという流れが安定し、当番活動やルールのある遊びが加わります。午睡は園によって実施状況が異なります。
4〜5歳児:就学に向けた1日
4〜5歳児は、午睡がない園が多く、午後も活動が続きます。就学に向けて、自分で考えて行動する力、話を聞く力、文字や数に親しむ活動が加わります。行事の練習も増え、運動会や発表会に向けた活動が日常に入ってきます。集団の人数が多いため、一人ひとりの様子を把握しながら、危険の少ない環境を維持する必要があります。
図:0〜1歳児と4〜5歳児の1日の違い
前日準備と週案が1日を決める
保育士の1日の質は、前日までの準備で大きく変わります。朝の時間に余裕があると、子どもの登園時の様子に丁寧に対応でき、イレギュラーにも落ち着いて動けます。反対に、準備が足りないと、活動の途中で素材を探したり、散歩のルートを決め直したりして、子どもの集中が切れます。
前日の退勤前にやること
- 翌日の活動に必要な素材、絵本、道具、制作見本の確認
- 散歩のルート、トイレの場所、危険箇所の確認
- 給食のアレルギー対応、除去食の対象者の確認
- 行事の準備物、衣装、大道具の進捗確認
- 保護者への連絡事項、明日の持ち物の周知
週案で見通しを立てる
週案は、一週間の活動の見通しを立てる計画です。天気、子どもの体調、行事の予定を踏まえて、活動の順番を組み替えます。雨天時の中止判断、外遊びができない日の代替活動も、あらかじめ用意しておきます。週案があると、日案を作る時間が短縮され、急な変更にも対応しやすくなります。
環境構成という準備
環境構成も、保育士の大切な仕事です。子どもが自分から遊び始められるように、コーナーの配置、玩具の量、素材の組み合わせを整えます。前日に準備しておけば、当日は子どもの様子を見ながら微調整できます。環境が整っているクラスは、子どもが落ち着き、保育士が指示を出す回数も減ります。
行事前の1日:残業が増える構造
運動会、発表会、卒園式の前は、通常の保育に加えて準備が入ります。残業が増えるのは、保育士の段取りが悪いからではなく、保育を止められないまま準備を並行させる構造だからです。2週間前から前日までの典型的な動きを整理します。
| 時期 | 追加される業務 | しわ寄せ |
|---|---|---|
| 2週間前 | プログラム確定、衣装・大道具の準備、係分担 | 午睡中の事務時間が準備に消える |
| 1週間前 | 通し練習、当日の動線確認、保護者への案内 | 練習の合間に通常保育の記録が残る |
| 3日前 | 会場設営、音響確認、雨天時の代替案 | 退勤後の作業が増える |
| 前日 | 最終確認、物品の搬入、子どもの体調確認 | 早番・遅番の境目で情報が抜けやすい |
| 当日 | 登園対応、衣装、演技の誘導、片付け | 通常の保育時間外の勤務 |
| 翌日 | 片付け、振り返り、記録、保護者へのお礼 | 代休が取りにくい |
行事を「保育の一部」にできるか
行事の負担は、園の方針で大きく変わります。練習を長時間取る園、衣装を毎年作り直す園、保護者参加型で準備を分担する園など、考え方はさまざまです。負担を減らす工夫としては、衣装や大道具の再利用、ICTでの案内配信、複数担任制による役割分担、行事の数を絞る、などが挙げられます。
転職を考える際は、年間行事の数、練習期間、準備の担当、代休の扱いを確認してください。「行事が多い=悪い」ではありませんが、準備が特定の職員に集中する園は、忙しさに偏りが出ます。
休憩・残業・持ち帰りの実数
厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、保育士の残業時間は月平均3時間程度とされています。ただし、これは平均値であり、園によって差が大きいのが実情です。行事前や書類の締め切り前は、毎日1〜2時間の残業が続く園もあります。
休憩は取れているか
労働基準法では、6時間超で45分以上、8時間超で60分以上の休憩が必要です。しかし、保育は子どもの安全が優先されるため、休憩時間に子どもの対応が入ると、実質的に休めないことがあります。複数担任制、フリーの職員、午睡中の交代体制があるかどうかで、休憩の質は変わります。
持ち帰り仕事の内訳
持ち帰りが発生しやすいのは、壁面装飾、ピアノの練習、衣装づくり、おたよりの作成です。近年は、ICT化で連絡帳やおたよりを配信する園、行事の衣装を再利用する園、複数担任制で役割を分担する園が増え、持ち帰りを減らす取り組みが進んでいます。
年間休日と有給
2024年度の就労条件総合調査では、医療・福祉分野の年間休日は平均約114日とされています。週休2日に加えて、年末年始や夏季の休暇を設ける園もあります。有給休暇は、フルタイムの場合、入職6か月後に10日以上が付与されるのが原則です。年間休日120日以上の園は、長期休みを取りやすい傾向があります。
「平均値」で判断しない
平均残業3時間という数字は、繁忙期の実態を隠します。求人票や平均値だけで判断せず、見学で「行事前の平均的な退勤時刻」「持ち帰りの有無」「休憩の取り方」を具体的に聞くことが、ミスマッチを防ぐ最善の方法です。
イレギュラーが起きた日に、何が後回しになるか
保育士の1日は、計画どおりに進むことの方が少ないです。子どもの発熱、けが、嘔吐、職員の急な欠勤、保護者の迎えの変更。こうしたイレギュラーが起きたとき、保育士は優先順位を組み替えます。
最優先になること
- 子どもの安全(危険の除去、人数確認、けがの手当て)
- 体調変化の保護者への連絡と、迎えの調整
- アレルギー・服薬・感染症の情報共有
後回しにされやすいこと
- 壁面装飾や行事の大道具などの制作物
- 指導計画の見直し、日誌の詳細な記述
- おたよりの作成、掲示物の更新
問題は、後回しにした業務が翌日に持ち越され、退勤後の作業になることです。イレギュラーが多い園ほど、事務の優先順位を下げても回る仕組み(ICT化、複数担任、フリーの職員)が必要になります。
「今日はここまで」を決める
現場では、どこまでやって退勤するかの線引きが重要です。子どもの安全と保護者への連絡が済んでいれば、制作物は翌日に回せます。逆に、記録を完璧にしようとして残業が常態化すると、翌日の保育の質が下がります。園として「残業してでもやる業務」と「翌日に回す業務」を決めているかどうかは、働きやすさに直結します。
見学チェックリスト:時間軸で確認する
園見学では、施設のきれいさや子どもの様子に目が行きがちです。しかし、入職後の負担を左右するのは、時間の使い方です。以下の項目を、時間軸に沿って確認してください。
朝の時間
- 早番の始業時刻と、早番の回数
- 朝の人数が少ない時間の、職員の配置
- 前日の申し送りを、いつ・どのように確認しているか
- 保護者からの伝達事項を、誰がどこで受け取るか
昼の時間
- 午睡中に、事務作業ができる環境があるか
- 休憩は交代で取れているか、休憩中に保育に入る職員は誰か
- 給食のアレルギー対応を、誰が最終確認するか
- 午後の活動の準備を、いつ行っているか
夕方の時間
- 降園ラッシュの時間帯に、職員が何人いるか
- 担任以外の子どもについて、誰が保護者に伝えるか
- 延長保育の担当は、専任か交代か
- 閉園後の作業は、何時まで及ぶことがあるか
年間の時間
- 行事の数と、準備期間の長さ
- 行事前の平均的な退勤時刻
- 年間休日と、有給の取りやすさ
- シフト希望の提出方法と、反映率
これらは、求人票には書かれない情報です。見学で直接聞き、できれば実際に働いている職員の話も聞いてください。
シフトの組み方と公平性
多くの園では、毎月のシフトを組む前に、職員から希望を聴取します。希望の提出期限、反映率、休日の取り方は園によって異なります。子どもの行事、通院、家族の予定がある場合は、早めに相談できる体制があると安心です。
シフトの公平性は、現場の満足度に大きく影響します。早番・遅番の回数が特定の職員に偏っていないか、土曜保育の回数が公平か、希望がどの程度通るか。求人票には書かれないため、面接で「シフトはどのように決めていますか」「希望はどのくらい通りますか」と聞くと、実態が見えます。
パート・時短の1日
パートや時短の保育士は、フルタイムと同じ流れの一部を担当します。9:00〜16:00の時短勤務なら、受け入れ、主活動、給食、午睡、おやつ、降園前までを担当し、夕方の延長保育は遅番に渡します。短時間でも、クラスの中心的な活動を任される場合もあれば、補助に徹する場合もあります。
パートの働き方は、園によって業務範囲が大きく異なります。「時短でも担任を持てるか」「持ち帰りはあるか」「行事の準備にどこまで関わるか」を確認しておくと、働き始めてからのギャップを減らせます。
よくある質問
保育士の実働時間はどのくらいですか?
フルタイムの場合、拘束9時間・実働8時間が一般的です。休憩は労働基準法に基づき、6時間超で45分以上、8時間超で60分以上です。園によっては、休憩を分割して取る場合もあります。
早番は何時からですか?
7時開園の園では、早番は7:00〜16:00が一般的です。6時台の出勤が必要な園もあります。通勤時間を考えて、早番の回数と始業時刻を確認しておくと安心です。
残業は多いですか?
平均は月3時間程度とされていますが、園による差が大きいです。行事前や書類の締め切り前は増えやすいため、見学で平均的な退勤時刻を確認してください。
午睡中は何をしていますか?
連絡帳の記入、保育日誌、指導計画の見直し、行事の準備などを行います。子どもの睡眠中も目を離せないため、複数人で交代しながら作業します。
0歳児と3歳児で1日はどう違いますか?
0歳児は個別の生活リズムに合わせた保育、3歳以上は集団での活動が中心です。0歳児は配置基準が3人と少ない一方、常時の見守りが必要です。3歳以上は人数が多く、集団運営と安全確保の比重が増します。
ブランクがあっても1日についていけますか?
保育の流れ自体は大きく変わりませんが、書類の様式、ICTの使い方、保護者対応の考え方は更新されています。復職者向けの研修がある園、最初の1か月を慣らし期間としてくれる園を選ぶと、無理なく戻れます。
参考文献・出典
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執筆者
保育のハタラクナカマ編集部
編集部
保育士の転職・復職に関する情報を、一次資料と現場経験者の確認をもとに編集しています。
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